グランプリ静岡2018(レガシー・スタンダード)
2018年12月9日 Magic: The Gathering
先週、レガシー・スタンダードで開催されたグランプリ静岡に参加してきた。
4日間通して負けまくったので、レポートするほどのことはないのだが、構築のグランプリは初めてだったということで、感想を残しておこうと思う。
■レガシー:デス&タックス
レガシーは正直ほとんどやったことがなかったのだが、デッキを一つだけ持っていたので勢いで参加することに。
一応、MOとリアルで多少練習したのだが、レガシーはやり込まないとまるで勝てないということが判明。
さまざまなデッキがあり、そのどれもがポイントを押さえないと一瞬でマウントをとってくるため、セオリーを知っていなければゲームにならないのである。
特にデスタクはコントロール寄りのデッキで、対面のデッキごとに勝ち方が変わってくるため、知識と練習量がものを言うという印象だった。
というわけで勝てる気はしないものの、エントリー料は払ってしまったので参加。
・ラストチャンストライアル
○カナスレ
×スニークショー
・グランプリ本選
○《老練の探険者/Veteran Explorer(WTH)》エンチャントコントロール
×エルドラージ
△土地単
×超起源
でドロップ。
カナスレの方はあまりデスタクのカードを知らなかったらしく、また本選1回戦の外国人の方は競技プレイに慣れていない様子で、自分の方がうまい場合は勝てるというのもレガシーらしかった。
土地単には1戦目を落とし、2戦目も《罰する火》と《壌土からの生命》が回り始めてしまうものの、なぜか相手の《罰する火》と《蛮族のリング》を《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker(MBS)》と《聖域の僧院長/Sanctum Prelate(CN2)》でかいくぐって勝ててしまう(相手の方がミスっていたらしい)。3戦目は時間切れとなったが、自分もレガシーらしいゲームができるのだと多少は自信になった。
グランプリを通じてレガシーもやっていて楽しいと思えるようになってきたので、今後も少しずつプレイしていきたい。
とはいえ、対面でいろんなデッキと練習させてもらわないと強くなれなそうだが…。
■スタンダード:ビッグレッド
スタンはシーズン当初からゴルガリミッドレンジを回していたので、レガシーに比べてまだ経験があったといえるものの、グランプリ前は忙しかったため結局ほとんど練習できず、前週末になってもデッキリストも固まらないままだった。
そんなときにコジマさんの配信(https://www.twitch.tv/kojima_works)でビッグレッドの存在を知り、自分で2リーグほど回してみたところ、取り回しやすそうな感触を得る。
特にゴルガリだとぜんぜん勝てなかったイゼットフェニックスに有利に戦えそうだったため、これはグランプリで使うかもしれないと慌ててカードを注文しておいた。
結局デッキは直前まで決まらず、当日の朝に会場にデッキリストを2枚持っていったのだが、最終的にビッグレッドを選択。
理由は以下の2つだ。
・青いデッキに強そう。
グランプリで一番多そうなのはゴルガリだが、それと同じくらいイゼットとジェスカイが多いのではないかと予想していた。
日本人は青が好きだし、これらのデッキを環境初期から使い込んでいる人も多そうに思える。
ビッグレッドはこれら2つに優位に立てると感じていた。
あとイゼットとジェスカイは相手していて面白くないので殺しに行きたかった。
・プレイが簡単。
ビッグレッドは赤単ゆえにあまり器用ではないが、その分やるべきこともはっきりしており、それほど練習していなくても使えそうだった。
実際、考えることは除去の打ち方くらいだ。
一方でゴルガリはロングゲームになることが多く、細かいやり取りが勝敗に影響してくるため、多少使っているくらいでは同型にもまるで勝てない。
またどんな相手にも対応できるポテンシャルがあるものの、意識されているデッキでもあるので、きちんと使い込んでいなければ勝負の土俵に立てないように思われた。
ようはビッグレッドなら自分もデッキ勝ちできるのでは?ということだ。
ちなみにイゼットやジェスカイに勝ちたいのなら白ウィニーが良いのでは?と思われるかもしれないが、自分もそう思ってグランプリの前の週に試してみたところ全然勝てず、自分はこのデッキを回すのが下手すぎて到底練習が間に合わないと判断していた。
大会の結果は以下の通り。
・グランプリ本選
○ジェスカイコントロール
○ジェスカイコントロール
○エスパーコントロール
×ジェスカイコントロール
×イゼットフェニックス
×ジェスカイコントロール
・PTQ
○白ウィニータッチ赤
○セレズニア
×グリクシスコントロール
×ゴルガリミッドレンジ
本選の当たりは想定以上に青いデッキだらけだったが、3連勝のち3連敗でドロップ。
そもそもジェスカイには有利かと思っていたが、それは序盤のクロックから《苦悩火/Banefire(MM2)》や《オラーズカの拱門/Arch of Orazca(RIX)》につなげられた場合で、相手がカウンター→カウンター→テフェリーと動いてきたりするとそれだけで敗色濃厚になる。
また《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun(GRN)》もかなりキツく、アド損覚悟で処理できれば良い方で、横並びが全く通じないし、6回戦のようにあと《苦悩火/Banefire(MM2)》で勝てそうというところから《轟音のクラリオン/Deafening Clarion(GRN)》とのコンボでライフを安全圏に戻されひっくり返されるという展開も珍しくなさそうだった。
またビッグレッド自体、取り回しやすいデッキとはいっても、さすがに練習量の少なさは出るもので、4回戦2ゲーム目では土地2枚に《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》なしという初手をキープして土地が伸びずに負けてしまったり、6回戦の1ゲーム目で上記のニヴ・クラリオンという展開を予想できずにニヴを除去する選択肢を逃してしまったりしていた。
ちなみにビッグレッドに関しては、白いアグロはきついかと思っていたが、軽量除去や《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler(DOM)》をしっかり引ければ対応できるようだ。ただ当たり前だが《実験の狂乱/Experimental Frenzy(GRN)》がどうしようもないのは辛い。
イゼットフェニックスには、メイン《溶岩コイル/Lava Coil(GRN)》4枚《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》4枚なのでさすがに有利そうだが、除去が足りないと押し切られて負けることもある。
ゴルガリは消耗戦になってくると戦えるのだが、《野茂み歩き/Wildgrowth Walker(XLN)》や《殺戮の暴君/Carnage Tyrant(XLN)》のように特定のカードでしか対処できない脅威が動き出すとすぐに負けるので、あまり有利とは思わない。
まあこの辺はみんなもっとちゃんと回して把握しているだろう。
というわけで、グランプリ静岡はとても悔しい結果に終わった。
次に参加するときは結果勝てないにしてもしっかり練習して挑みたい、という当たり前のような感想を残して筆を置く。
4日間通して負けまくったので、レポートするほどのことはないのだが、構築のグランプリは初めてだったということで、感想を残しておこうと思う。
■レガシー:デス&タックス
レガシーは正直ほとんどやったことがなかったのだが、デッキを一つだけ持っていたので勢いで参加することに。
一応、MOとリアルで多少練習したのだが、レガシーはやり込まないとまるで勝てないということが判明。
さまざまなデッキがあり、そのどれもがポイントを押さえないと一瞬でマウントをとってくるため、セオリーを知っていなければゲームにならないのである。
特にデスタクはコントロール寄りのデッキで、対面のデッキごとに勝ち方が変わってくるため、知識と練習量がものを言うという印象だった。
というわけで勝てる気はしないものの、エントリー料は払ってしまったので参加。
・ラストチャンストライアル
○カナスレ
×スニークショー
・グランプリ本選
○《老練の探険者/Veteran Explorer(WTH)》エンチャントコントロール
×エルドラージ
△土地単
×超起源
でドロップ。
カナスレの方はあまりデスタクのカードを知らなかったらしく、また本選1回戦の外国人の方は競技プレイに慣れていない様子で、自分の方がうまい場合は勝てるというのもレガシーらしかった。
土地単には1戦目を落とし、2戦目も《罰する火》と《壌土からの生命》が回り始めてしまうものの、なぜか相手の《罰する火》と《蛮族のリング》を《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker(MBS)》と《聖域の僧院長/Sanctum Prelate(CN2)》でかいくぐって勝ててしまう(相手の方がミスっていたらしい)。3戦目は時間切れとなったが、自分もレガシーらしいゲームができるのだと多少は自信になった。
グランプリを通じてレガシーもやっていて楽しいと思えるようになってきたので、今後も少しずつプレイしていきたい。
とはいえ、対面でいろんなデッキと練習させてもらわないと強くなれなそうだが…。
■スタンダード:ビッグレッド
スタンはシーズン当初からゴルガリミッドレンジを回していたので、レガシーに比べてまだ経験があったといえるものの、グランプリ前は忙しかったため結局ほとんど練習できず、前週末になってもデッキリストも固まらないままだった。
そんなときにコジマさんの配信(https://www.twitch.tv/kojima_works)でビッグレッドの存在を知り、自分で2リーグほど回してみたところ、取り回しやすそうな感触を得る。
特にゴルガリだとぜんぜん勝てなかったイゼットフェニックスに有利に戦えそうだったため、これはグランプリで使うかもしれないと慌ててカードを注文しておいた。
結局デッキは直前まで決まらず、当日の朝に会場にデッキリストを2枚持っていったのだが、最終的にビッグレッドを選択。
理由は以下の2つだ。
・青いデッキに強そう。
グランプリで一番多そうなのはゴルガリだが、それと同じくらいイゼットとジェスカイが多いのではないかと予想していた。
日本人は青が好きだし、これらのデッキを環境初期から使い込んでいる人も多そうに思える。
ビッグレッドはこれら2つに優位に立てると感じていた。
あとイゼットとジェスカイは相手していて面白くないので殺しに行きたかった。
・プレイが簡単。
ビッグレッドは赤単ゆえにあまり器用ではないが、その分やるべきこともはっきりしており、それほど練習していなくても使えそうだった。
実際、考えることは除去の打ち方くらいだ。
一方でゴルガリはロングゲームになることが多く、細かいやり取りが勝敗に影響してくるため、多少使っているくらいでは同型にもまるで勝てない。
またどんな相手にも対応できるポテンシャルがあるものの、意識されているデッキでもあるので、きちんと使い込んでいなければ勝負の土俵に立てないように思われた。
ようはビッグレッドなら自分もデッキ勝ちできるのでは?ということだ。
ちなみにイゼットやジェスカイに勝ちたいのなら白ウィニーが良いのでは?と思われるかもしれないが、自分もそう思ってグランプリの前の週に試してみたところ全然勝てず、自分はこのデッキを回すのが下手すぎて到底練習が間に合わないと判断していた。
大会の結果は以下の通り。
・グランプリ本選
○ジェスカイコントロール
○ジェスカイコントロール
○エスパーコントロール
×ジェスカイコントロール
×イゼットフェニックス
×ジェスカイコントロール
・PTQ
○白ウィニータッチ赤
○セレズニア
×グリクシスコントロール
×ゴルガリミッドレンジ
本選の当たりは想定以上に青いデッキだらけだったが、3連勝のち3連敗でドロップ。
そもそもジェスカイには有利かと思っていたが、それは序盤のクロックから《苦悩火/Banefire(MM2)》や《オラーズカの拱門/Arch of Orazca(RIX)》につなげられた場合で、相手がカウンター→カウンター→テフェリーと動いてきたりするとそれだけで敗色濃厚になる。
また《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun(GRN)》もかなりキツく、アド損覚悟で処理できれば良い方で、横並びが全く通じないし、6回戦のようにあと《苦悩火/Banefire(MM2)》で勝てそうというところから《轟音のクラリオン/Deafening Clarion(GRN)》とのコンボでライフを安全圏に戻されひっくり返されるという展開も珍しくなさそうだった。
またビッグレッド自体、取り回しやすいデッキとはいっても、さすがに練習量の少なさは出るもので、4回戦2ゲーム目では土地2枚に《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》なしという初手をキープして土地が伸びずに負けてしまったり、6回戦の1ゲーム目で上記のニヴ・クラリオンという展開を予想できずにニヴを除去する選択肢を逃してしまったりしていた。
ちなみにビッグレッドに関しては、白いアグロはきついかと思っていたが、軽量除去や《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler(DOM)》をしっかり引ければ対応できるようだ。ただ当たり前だが《実験の狂乱/Experimental Frenzy(GRN)》がどうしようもないのは辛い。
イゼットフェニックスには、メイン《溶岩コイル/Lava Coil(GRN)》4枚《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》4枚なのでさすがに有利そうだが、除去が足りないと押し切られて負けることもある。
ゴルガリは消耗戦になってくると戦えるのだが、《野茂み歩き/Wildgrowth Walker(XLN)》や《殺戮の暴君/Carnage Tyrant(XLN)》のように特定のカードでしか対処できない脅威が動き出すとすぐに負けるので、あまり有利とは思わない。
まあこの辺はみんなもっとちゃんと回して把握しているだろう。
というわけで、グランプリ静岡はとても悔しい結果に終わった。
次に参加するときは結果勝てないにしてもしっかり練習して挑みたい、という当たり前のような感想を残して筆を置く。
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